令和元年6月18日、母校である慶應義塾大学SFCにて講義を行いました。教わる側ではなく、教える側として、二十年ぶりに母校を訪れた感覚は言葉にできない思いでした。今まで私が得た、経験と知恵を少しでも次世代が活用できるように、コトバに思いを込めまとめあげました。芸術を主軸とし、哲学、歴史学、形而上学を準えながら、”時代の精神”へ結びつけました。
約六か月に渡る準備期間でしたが、人生の長編映画の脚本を書いているような感覚でした。いままでに起こった出来事や、私の根底にある好奇心を結び付け、自分を形成したものの本質を見つめました。この講義は、私の20年以上にわたる創作活動の、まとめだと思っています。自分しかできないことを追求し、やれる限りのことをやりました。後悔は一切ありません。この先始まる、次のサイクルを楽しみたいとおもいます。
大学にとっては、数多くある講義の一つかもしれませんが、私にとっては、唯一無二の作品です。
Copyright (C) 2002-2019, A.BABA / Keio University Shonan Fujisawa Campus.
‘Inside Out’ (日本語版) – 2019年6月 @ KEIO Univ. Japan
Category : Japanese
視覚芸術家・特別招聘教授
ACCI BABA(馬場 淳)
SFC30周年記念特設科目・「SFCスピリッツの創造」
[担当] 田中浩也教授 (慶應義塾大学SFC)
[日時] 2019年6月18日(火)11:10 – 12:40
[言語] 日本語・講義55分+質疑応答35分
[場所] 慶應義塾大学SFC・Ω館