昨年に引き続き、今春も「現代アート概論」を慶応義塾大学SFCにて開講させていただきます。どうぞ宜しくお願います。
‘現代アート概論 2022’
担当講師: 馬場 淳 / ACCI BABA (Visual Artist, Guest Prof. KEIO SFC)
開講時期:2022年度(春)前期日程
講義会場: 慶應義塾大学SFC・オンライン
講義概要:
ヒトはアートと共に始まった。私たちの知覚対象に、区分をつくり、想いを抱き、名付けたとき、それは生まれた。コトバ、文字、星座、子供の命名、洞窟の壁画。ヒトの知的・情的活動の原点に、アートはあり、私たちが認識する世界が存在する。
本授業は広義なアートの解釈に触れ、「知のインプット」と「感情のアウトプット」を通じて、ご自身におけるアート観を体得していただく。授業は1)講義 – Lecture 2)訓練 – Training の二部構成を基本とし、創作的行為に対する理解を深めながら、対話を通じてクリエイティビティを撹拌する。
講義では人間的諸事象(形而上学、言語学、記号学、心理学、等)を横断的に取り上げ、「思考作用による意味づけ = 概念」の理解を深める。訓練では、講義内容に関連した設問を大喜利形式で発表し、即興の発想力を鍛えながら「情感を外に出す行為 = 表現」に慣れ親しんでもらう。質疑応答・議論は多いに奨励し、文脈に応じたコミュニケーションを自然に行えるような機会を提供する。
私は実践こそ、アートを学ぶ最も早い方法であると考える。従って、最終課題は作品制作とする。作品のスタイル・メディア・技法は一切問わないが、コンセプト文は必須とする。表現者視点でアートに向きあうことで、各々が抱くアート観を見出してもらい、自己を発信する術を身につけることを目指す。 本講義で得られるアート思考を通じて、これからの時代をアクティブに生き抜くヒントにしていただきたい。
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詳細はシラバスで
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